その機能はお客様は求めているのか?

こんばんは、
株式会社ザ・コードの西村です。

本日もメルマガを読んでいただき、 
ありがとうございます。

昨日はマーケティングの原理原則である、
3Mについて解説しました。

今日は3Mを実施する上で、
見落としがちなあるポイントについて、
あなたにお伝えします。

これは考え方を持つだけで、
高収益ビジネスを作り出すことも、
できるでしょう。

また多くの日本人が、
善意で行ってしまっている、
間違いでもあります。

まず3Mをご覧頂いてあなたは、
何か疑問に思うことがございませんか?

1:正しいメッセージ(コピー)
2:正しいマーケット(お客様)
3:正しいメディア(届け方・媒体)

少し考えて頂きたいんです。



実はマーケティングの原理原則に、
商品やサービスに対しての、
項目がないんですね。

僕は初めてこの3Mを見た時は、

「良い商品やお客様の感動を超えたサービスは、
 成功には必要ないの?」

と、感じました。

だってよくお客様の感動を超えろとか、
色々書籍にもたくさん書いているし、
その姿勢は間違いないと思いますし。

そのモヤモヤが残っていたんですが、
ある書籍を読んで、
それがスッと解消されたんです。

その書籍は「付加価値のつくりかた」
という書籍になります。

キーエンスから独立をされて、
現)株式会社カクシンCEOでもある、
田尻望さんが出版されたものです。

ご存じの方も多いと思います。

付加価値とはその言葉の通りで、
商品やサービスがすでに持っている価値に、
さらに価値を上乗せすることです。

競合他社と差別化や顧客の購買意欲の向上を、
図るために上乗せするケースが多いです。

ただ、ここでよくある間違いを、
犯してしまうんですね。

お客様の欲求を超えてより良い製品を、
もっと良い仕様でバージョンアップして、
販売しよう…

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キーエンスでは、
それを「ムダ」と言うみたいです。
=======

理由はお客様の本来の欲求を超えたものは、
お客様が使わない、
求めていない可能性が高いからです。

「じゃあ、お客様の感動を越えようと、
 努力することがムダなのか?」

そう感じられるかもしれませんが、
そうではありません。

ここで本当にお伝えしたいのは、
売り手が買い手を忘れて商品や、
サービスに惚れ込むのは危ない。

そのことを言いたいのではないと。

つまり、意識の転換を、
訴えたいのだと僕は思います。

そもそも売り手と買い手の、
求めていることや、
思う品質は違います。

もちろん売り手が求める品質も重要です。

しかし、買い手が求める品質のほうが、
はるかに重要です。

なぜなら、ビジネスは、
お客様の問題解決だからです。

正直品質は売り手のこだわりや思い、
原価がいくらかかっているかなどとは、
全く関係がありません。

ですので、あなたの品質へのこだわりが、
お客様が本当に受け入れられるか?
求めているのかということを、

マーケティングの観点から見て、
無意味だということです。

つまり、マーケティングの成功に、
貢献しない品質へのこだわりは、
間違いとなります。

これをキーエンスではムダだと、
言うのではないかと僕は思っています。

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では、付加価値をお客様が、
本当に求めているのか?
調べる方法は?
=======

アンケートやお客様にヒアリング等も、
方法としてはありますよね。

ただこれは実際に市場に出してみない限り、
本当に正解かどうかわかりません。

ですので、まずは売ってみる、
ことが重要だと思います。

そこからフィードバックを受けて、
改善するのが、
最も成功確率は高いと言えます。

いかがでしたでしょうか?

お客様の期待を超える、
良いモノを提供する姿勢は、
素晴らしいと思います。

ただそれがあまりに強すぎて、
付加価値をモリモリつけてしまい、

お客様が求めていないものを、
販売してしまっては、
もったいないですよね。

僕も気をつけたいと思います。

本日の内容が少しでも、
お役に立てれば幸いです。

それでは、本日も最後まで、
メールをご覧いただき、
ありがとうございました。

今後も有益な情報を、
お届け出来るようにがんばります。

よい週末をお過ごしください。

株式会社ザ・コード 西村

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